こんにちは、ひよこ(@hiyo__log)です。突然ですが、
香港で財布をすられましたあああああああああああああああ
香港で暮らし始めて3ヶ月、電車内で財布をすられました。。
実はわたし、半年前(2019年3月頃)に日本でも財布をすられているのです…
『え、待って、さすがに嘘でしょ??2回目はシャレになんないってほんと無理無理無理いいい』
と絶望に打ちひしがれました。。。
でもさすがに2回目となると、その後にやらなきゃいけないことは覚えてるんですよね…。
財布をすられた後、すぐにやらなくてはいけないのが二次災害を防ぐこと!
2回も財布をすられた私が、海外(香港)で財布を無くしたら、すぐにしなければならないことを優先度順にまとめました。
まずはこの記事に書いてあることを順番にやってみてください。
私の不幸が、同じように海外で財布をすられた方の二次災害を防ぐきっかけになれば、まだ少しは救われます…。わたしのお財布見つかるといいな…。多分無理だけど…(´・ω・`)
スリに遭ったのは香港の電車(MTR)に乗っていた時
まず状況を説明しますが、わたしの場合は電車に乗ってるときに盗難されました。
お恥ずかしながら、日本でお財布をすられた時と全く同じ状況ですられたのです…。
会社からの帰り道、ちょうど帰宅ラッシュで電車はほぼ満員。お財布は、電車に乗った時には鞄の中に入っていたことを確認していました。
この時に持っていた鞄はこんな感じで、ひもで結ぶだけのタイプでした…。
香港に来た際には最低限の荷物しか日本から持ってきていなかったため、ファスナー付きの鞄を持っていなかったんです…。
自分でも安全性が低いことはわかっていたので、お財布は鞄の一番下に入れて電車内では鞄を前に持つことを徹底していました。しかしこの時は、電車内はかなり混んでいたため結構揉みくちゃにされたんです…。
鞄が一瞬前から横に流れてしまった隙に、鞄の中に手を入れられて、盗まれてしまったんだと思います。。
自分で買った財布ならまだよかったんですが、5ヶ月前に誕生日プレゼントとして貰ったばかりのお財布だったのです…なおさらショック…お財布だけでなく、素敵な思い出まで失ってしまったみたいでしばらく立ち直れませんでした。。
香港でスリにあったらすぐにやること
財布も失ったのに、さらにクレジットカードなどが悪用されたらもう立ち直れません。二次災害はなんとしても避けましょう。
まずやったことは以下です。
とにかく急いでやったこと
- 財布の中身に何が入っていたかを思い出す
- クレジットカード・キャッシュカードの停止・再発行手続き
後日やったこと
- 香港IDの再発行
- 保険証の再発行
- 海外保険のカードの再発行
- 引き落とし口座の変更
- 銀行のカード類の再発行
これらについて詳しく説明していきます。
①財布の中身に何が入っていたかを思い出す
お財布を無くしたショックで死にかけていると思いますが、まずはお財布に何が入っていたかを思い出しましょう。
私の場合は
- 現金(3,000円程度)
- 日本のクレジットカード
- 日本のデビットカード
- 日本のキャッシュカード
- 香港ID
- 保険証
- 海外保険のカード
でした。
多くの方は「交通系ICカード」や「運転免許証」なども入っているかもしれません。
②クレジットカード・キャッシュカードの停止・再発行手続き
クレジットカードやデビットカード、キャッシュカードはすぐに止めましょう。
特にクレジットカードとデビットカードは、暗証番号が分からなくてもサインを書けば使う事ができてしまいます。一刻も早く機能を停止しましょう。
どのカード会社・銀行も盗難・紛失のサポート窓口があるので、そちらに電話してください。どの銀行・カード会社も24時間365日電話で連絡が可能です。
【クレジットカード・キャッシュカードの場合】カード停止・再発行までの流れ
- 名前や生年月日などを伝えて本人確認
- いつ紛失したかなど紛失時の状況確認
- 不審なカード使用がないか調べてもらう
- 停止の手続き
- 希望者はこのまま再発行手続き
この電話内で再発行手続きまでやった方が良いです。
公共料金やスマホ代などをカード引き落としにしていた場合、カード類が止まると引き落としができなくなります。ネットやスマホだけでなくインフラも止まってしまうなど、生活に支障がでる人もいると思うので、なるべく早くカードを再発行したほうがいいと思います。
【銀行のキャッシュカードの場合】カード停止・再発行までの流れ
- 支店名・名前や生年月日などを伝えて本人確認
- いつ紛失したかなど紛失時の状況確認
- 停止の手続き
だったかと思います。
クレジットカードやデビットカードは電話で再発行が可能です。大体5日くらいで新しいカードが家に届きました。新しいカードは下4桁が変更されていました。
一方、銀行のキャッシュカードは窓口での再発行が必要です。電話では機能の停止しかできません。窓口まで行くのめんどくさい…。
③海外旅行保険の期限内か確認(日本出国後3ヶ月以内)か確認
多くの海外旅行保険には「携行品特約」という補償が含まれています。
この特約があれば、帰国後、保険会社に盗難証明の申請をすると既定の保険料がおります。
基本的な条件は、日本を出国して3ヶ月以内であれば、携行品(お財布やPC、時計など)を盗まれた場合にその金額を補償してくれるというものです。
と、未加入の方でも、クレジットカードには海外旅行保険がついている事が多いので、お持ちのクレジットカードやデビットカードを調べましょう。
クレジットカードに付帯の海外保険だと、補償金額は1旅行中10万円~100万円だと思います。補償金額20万円のクレジットカードが多い気がします。
わたしは3ヶ月経ってしまっていたので保険対象外でしたが…
【海外旅行保険に入っている方】近くの警察署へ届出、香港の場合は紛失・盗難証明書(Loss Memo)を作成してもらう
香港の場合は、紛失・盗難証明書(Loss Memo)を作成してもらいましょう。
せっかく海外旅行保険に入っていても、この紛失・盗難証明書(Loss Memo)がないと保険料を貰うことができません!
紛失・盗難証明書(Loss Memo)は国籍、氏名、生年月日、電話番号、住所などを警察官に伝えれば、数分で発行され、警察での手続きは完了します。
紛失・盗難証明書はどの交番でも作成してもらえるので、googleマップで「香港 警察署」と調べてみて、一番近い交番に行けばいいと思います。
その他のポイントカード(Tカードなど)の停止・再発行手続き
例えばTカードは下記サイトから停止手続きをおこなえます。ネットでできるのは停止までなので、後日TSUTAYA店頭での再発行が必要です。
Tカードを紛失したので利用を止めたい。 | Tサイト[Tポイント/Tカード] -よくあるご質問・お問い合わせ
香港でパスポートをすられたら
1.香港の警察署に紛失・盗難にあったことを連絡
警察署であればどこでも大丈夫です。警察署に到着次第「I lost my passport.」と伝えれば、警察官による紛失の手続きが行われます。国籍、氏名、生年月日、電話番号、住所などを警察官に伝えれば、数分で「パスポートの紛失証明書」が発行され、警察での手続きは完了します。
紛失したパスポートが警察に届いている場合は、後日警察より電話があります。2.警察でパスポートが見つからなかった場合
日本国籍の方は、日本領事館の受付時間内に訪問します。
※受付時間:月~金 9:15~12:00 13:30~16:45(土、日・休館日を除く)日本へ帰国する場合
香港警察で発行されたパスポートの紛失証明書、写真2枚(4.5×3.5cm)、保有している身元確認の書類、帰国の航空券を持参し、日本領事館で手続きをおこなうことで、臨時パスポートが当日中に発行されます。日本以外の第三国に行く場合
香港警察で発行されたパスポートの紛失証明書、写真2枚(4.5×3.5cm)、6ヶ月以内に発行された戸籍謄本を持参し、日本領事館でパスポート申請手続きをおこなうことで、最短3営業日程度でパスポートが発行されます。
※臨時パスポートは発行されません。≪ 日本領事館の情報 ≫
ホームページ:http://www.hk.emb-japan.go.jp/jp/index.html
電話番号:+852-2522-1184
メール:infojp@hn.mofa.go.jp
46-47/F., One Exchange Square, 8 Connaught Place, Central, Hong Kong
香港でスリに遭ってから、後日やったこと
続いては、盗難が発覚してから翌日以降におこなったことです。面倒な手続きばかりで気が滅入りました…。
①香港IDの再発行
香港IDカードを紛失した場合、香港内での紛失は14日以内に、香港外での紛失は香港入国から14日以内に、香港イミグレーション8階を訪問し(事前予約を推奨)、再発行の申請が必要になります。
わたしの場合は翌日に香港IDカードの申請予約をしましたが、予約が取れるのが最速3週間後とのことでした…。
香港IDカード再発行手順
1.香港IDカードの申請予約(http://www.gov.hk/en/residents/immigration/idcard/hkic/appo18.htm)
2.申請用紙「ROP1」、パスポート、破損の場合は破損IDカードを持ち、予約日時にイミグレーション8Fへ
※紛失または破損による再発行である旨を口頭で説明する必要があります。
3.IDカード取得手続き(写真再撮影、指紋再採取など)
4.手続き完了後、仮IDの紙を取得(紙には香港IDカードの受取期間が記載)
5.約2週間で香港IDカードが作成されます。
6.受取期間中に香港IDカードをお受取り下さい。
②日本の保険証の再発行
③海外保険のカードの再発行
海外保険のカードというのは、病院でキャッシュレス診療などが受けられるカードのことです。夫の会社を通じて支給されています。
こちらも保険証と同様に、夫から夫の会社に再発行をお願いしてもらいました。こちら1週間程度で新しい海外保険のカードを受け取ることができました。
④各種Webサービスの引き落とし口座の変更
新しいクレジットカードが届いたら、新しいカード情報を登録しましょう。
私の場合はAmazonプライムやZOZOTOWNなど色々な支払いをカードにしていたので、カード情報をすべて変えるのが大変でした…。
⑤日本の銀行カードの再発行
再発行には、どの銀行でも下記が必要になってくると思います。
再発行に必要なもの
- 取引印鑑
- 本人確認書類
- キャッシュカード発行手数料
運転免許証の再発行
私は免許証を持っていないのですが、運転免許証も紛失してしまった方は再発行が必要です。
運転免許証の再発行は、以下の場所でできます。
この中で一般的なのは、運転免許試験場と運転免許センター。
運転免許試験場・運転免許センターなら、再発行の申請をしたその日に免許証を受け取れます。警察署だと申請から2週間ほどかかることもあるみたいです。
香港でスリに遭わないために(対策)
もう2度と大切なお財布を香港ですられないために…。必要な対策をご紹介します。※あくまで香港(比較的治安が良いとされる)での対策についてです。もっと治安の悪い国ではさらに厳重な対策が必要だと思います。
①きちんと口が閉まる鞄を持つ
これが一番大事!!私の鞄は口が閉まらないタイプだったので、財布をすられてしまいした…(´;ω;`)
こんな感じで、ファスナーで閉まらないタイプの鞄でした…。↓
下記のような、きちんとファスナーで閉まるタイプの鞄を買いましょう…!!
②財布の中に盗難防止タグを入れておく
最近では、BluetoothやGPS機能を利用して、スマートフォンと連動するタグが多く売られています。
- 持ち主とタグが一定以上離れるとスマホに通知を送ってくれる
- 財布や鍵がなくなった場合、スマホを利用して、タグから音を出させる
- 登録したタグの”最後に落とした場所“を検知できる(有効通信距離の範囲以内(MAMORIは60m。Tileは30m)であれば、リアルタイムでタグの位置を表示できる)
といった機能があり、大きさも非常に小さいのでお財布に入れておくといいと思います。
「財布がない!」と気づいた時に、もし60m以内に財布があればリアルタイムで位置を確認できますし、タグから音を鳴らせばすぐに場所が分かりますよね!
1,400円くらいで買えるものもあります。
③財布には最低限のものしか入れない
一度に身分証や現金を全部失うのはかなり凹みます…。
常にお財布の中身は最低限の現金+クレジットカード1枚程度にしておくことをおすすめします…。日本でしか使わないカード類は、海外旅行には持ってこないようにしましょう。
例えば、香港だと
- 日本でしか使わないカード類は香港に持ってこない
- 持ち歩く現金は最小限にする。電車などはオクトパス(香港版Suicaのようなカード)を使用する
- 香港IDとお財布は分けておく(在住者)
- お財布とパスポートは別にして持ち歩く or パスポートはコピーだけを持ち歩く(旅行者)
みたいにすれば、お財布を無くした時のダメージを少しでも減らせると思います。
④海外旅行保険に入っておく
わたしの話ではないですが、わたしの妹もフィリピンでMacBookとiPhoneをすられたことがあります。その時はクレジットカードに付帯されている海外旅行保険のおかげで、両方とも新品の料金分補償がおりていました。
『データが消えたのは辛いけど、万が一のことも考えて大事なデータは直前にバックアップも取ってたんだよね。すられたっていう思い出と一緒に、両方とも新品になって帰ってきてラッキー☆って思うことにしてる!』という、たくましいお言葉をいただきました。
海外旅行保険単品なら安いところだと数百円で入ることができます。
無料で作れる楽天カード
香港の治安上、スリってよくあることなの?
実際香港で窃盗に遭う確率ってどれくらいなのか疑問に思ったので、調べてみました。
2014年に窃盗にあった件数がこちら。
- 香港:37.3
- 東京:51.7
※ 10万人あたりの件数
つまり、香港で窃盗に遭う確率は0.037%、日本で窃盗に合う確率は0.051%ということです。ですが、あくまでこの数値は「認知された件数=警察に届けられた件数」ですので、実際の被害件数はもっと多いです。
また、香港人が香港で窃盗に遭う確率よりも、日本人が香港で窃盗に遭う確率の方が断然高いと思いますので、あまり油断しないようにしましょう!
実際私も香港でお財布をすられているので…。
…。冷静に考えて、半年以内に日本と香港で財布をすられた私って、0.037%×0.051%=0.00019%
つまり50万人に1人くらいの確率なんですね…。50万人に1人の大バカ…。
※2019年現在、デモの影響で警察力の影響力が落ちている=軽犯罪が増えている(かもしれないです)
おわりに
お財布は戻ってきませんでした/(^o^)\
正直人生で1番くらいに悲しかったです。。もう2度とこんな思いしたくない…。
財布を盗難された場合、そのまま悪用されることも十分考えられるので、一刻も早く各種カードの利用を停止しましょう。
ちなみに日本でお財布をすられたエピソードはこちら。
参考になった場合はクリックしていただけると嬉しいです。
にほんブログ村
コメント