象印の電気圧力鍋『煮込み自慢』(EL-MB30)をデメリットも含めて徹底解説!

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象印の電気圧力鍋『煮込み自慢』は、電気圧力鍋の中でもハイスペックな製品です。
圧力調理以外にも「低温調理」「無水調理」などの調理が可能で、予約調理メニューが豊富なのが特徴です。

この記事では『煮込み自慢』の基本スペックや実際の口コミ、デメリットや最安値で買える場所など、購入前に知っておきたい情報をすべてまとめています。

「購入しようか迷ってる。。他の製品と比べて優れてる?わたしのライフスタイルに合ってるかな?」と疑問に思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

象印の電気圧力鍋「煮込み自慢」の基本情報

まず、象印の電気圧力鍋「煮込み自慢」の基本情報を紹介します。

「煮込み自慢」の最新版はEL-MB30

象印「煮込み自慢」

商品名: 自動圧力IHなべ『煮込み自慢』(EL-MB30)
発売元: 象印マホービン株式会社
容量: 1.5L
価格: オープン価格
発売日: 2017年9月1日
消費電力:1200w(IH式)
サイズ(mm):290(幅)×375(奥行)×250(高さ)

象印から発売されている圧力鍋は、今のところ「煮込み自慢」だけです(2020年3月現在)。

2014年に最初の機種(EL-MA30型)が発売され、次いで2017年9月に発売されたのがEL-MB30(現在の最新版)です。カラーはボルドーのみとなっています。

象印「煮込み自慢」の特徴
  • 予約できるメニューが多く、食中毒対策も◎
  • 「可変圧力機能」を使えば、少ない出汁でも味がしっかり染み込む
  • 「低温調理」や「無水調理」も可能
  • におい残りを抑える「クリーニング」機能を搭載
  • 容量が1.5Lなので一人暮らしか2人暮らしの方におすすめ

象印の「煮込み自慢」はかなりハイスペックな製品です。

圧力調理は「固定」「可変」の2種類あり、「無水調理」や「低温調理」もできます。

後ほど詳しく述べますが、予約調理ができるメニュー数も、他社の電気圧力鍋に比べて圧倒的に多いです。

容量は小さめなので、多機能でコンパクトなサイズを求めている方にはぴったりの製品だと思います。

『煮込み自慢』の調理メニューは4種類。付属のレシピブックは150メニュー。

象印の「煮込み自慢」の調理メニューは「圧力調理(固定)」「圧力調理(可変)」「温度調理」「無水調理」の4種類です。

付属のレシピブックは150メニューを掲載しており、そのうち予約調理ができるのは50メニューです。

自動メニュー

  • 一定圧力
  • 可変圧力
  • 温度調理
  • 無水調理

手動メニュー

  • 一定圧力
  • 可変圧力
  • 温度調理(40,50,60,70,80,90,100℃)

ちなみに「可変圧力」とは、1.2気圧から1気圧まで加圧と減圧を繰り返すメニューです。

煮込み自慢には自動かき混ぜ機能がありません。ですがこの「可変圧力」を使えば、加圧と減圧を繰り返すことで煮汁が対流するので、食材の上から煮汁がかかり、食材全体に味が染み込みます。

かき混ぜると崩れやすい「かぼちゃ」や「じゃがいも」などには、『煮込み自慢』が向いています。

象印の『煮込み自慢』は多機能な電気圧力鍋

象印『煮込み自慢』は圧力調理だけでなく「予約調理」や「無水調理」が可能です。

それぞれの機能について詳しく説明します。

50メニューが予約調理可能。

付属のレシピブックには150種類のレシピが掲載されていますが、そのうち50メニューが予約可能です。

予約調理は最大12時間後まで設定可能で、調理が終わると自動保温(最大12時間)に切り替わります。
※予約ができないメニューは、自動で保温に切り替わりません

「朝セットして、帰宅時には出来立てのご飯が食べたい!」

というような予約調理をメインで使おうと思ってる人にはかなりおすすめの製品です。

予約調理メニュー数50メニュー
予約可能時間12時間後まで
自動保温時間12時間後まで
圧力調整 固定/可変

『煮込み自慢』はきちんと食中毒対策がされている

「煮込み自慢」は予約開始直後に表面だけ加熱して、出来上がりまでずっと食材が傷まない温度を保ち続けてくれます。そのため生肉や生魚でも、安心してセットすることができます。

自動調理・予約調理|象印
  1. 肉を表面だけ先に加熱して、うまみを閉じこめます
  2. 野菜は一定時間70℃で加熱して、表面をかたくすることで、煮崩れを抑えられます。
  3. 具材を調理します。
  4. 適切な温度コントロールをします。
  5. 設定時間に合わせて再加熱。
  6. 約75℃の食べごろ温度で保温します。

自動調理家電で食中毒対策ができるのは、今のところ「煮込み自慢」とシャープの「ホットクック 」のみだと思います。
※ホットクックは無水調理鍋なので圧力調理はできない

これなら、長時間外出する場合でも、

『出来たての料理が食べたいから、帰宅時間に合わせて8時間後に仕上がるように予約!』

『今日は何時に帰宅できるか分からないから、とりあえず2時間後に調理開始して、あとは自動保温で温めておく』

といった具合で、その場の状況に合わせた使い方ができますね。

温度調理機能で低温調理や発酵調理もできる

『煮込み自慢』の「温度調理」は40℃〜100℃まで、2分〜13時間一定の温度を保てる機能です。
この機能を使えば、低温調理でローストビーフをつくったり、じっくりスロークッキングなどが可能に。ヨーグルトや甘酒などの発酵料理も簡単にできます。

低温調理とは?

低温調理とは、食材を低温(60℃台が多い)でじっくり加熱することによって、水分を逃がさず、肉などをしっとり柔らかく仕上げる調理法です。

食材をフリーザーバッグやナイロン袋などに入れて密閉し、それを湯煎して加熱するので、海外では「真空調理法」と呼ばれることが多いです。

作れるメニュー例

温泉卵・ヨーグルト・甘酒・クリームチーズ・白みそ・豆腐・塩麹・黒豆・フォカッチャ・クラムチャウダー・ジャム・茶碗蒸し

無水調理を使えば野菜の甘味がぐんっとUP!

無水調理とは?

無水調理とは、水を使わずに(もしくは少量)、食材が持っている水分や脂を活用する調理法です。

水を入れないので素材の味が薄まりません。食材本来の旨みがギュッと凝縮し、料理のおいしさが格段にアップします。

また、栄養面でも◎。水に溶けやすいビタミンやミネラルを損ないにくいというメリットもあります。

作れるメニュー例

ドライカレー・アクアパッツァ・さばの味噌煮・アップルシナモン・ミートソース・かぼちゃの煮物・白菜と豚バラ肉のミルフィーユ

「煮込み自慢」は多機能ですが、使い方も簡単

象印『煮込み自慢』は使い方も直感的で簡単です。

材料を入れてスタートするだけ。ボタンをを押したら自動で調理してくれるので、あとは好きなことをして待つだけです。

料理のコツやテクニックがなくても、失敗せずいつでもおいしい料理が作れます。

象印の概要動画(公式)はこちら。

象印の電気圧力鍋『煮込み自慢』の評価と口コミ

象印『煮込み自慢』を購入するにあたって、評価と口コミも気になりますよね?
実際に使っている人の口コミやデメリットを調べてみました。

『煮込み自慢』の口コミ「機能」「使いやすさ」に高評価

『煮込み自慢』の口コミは、

  • 角煮がトロットロ。今までの圧力なべの上をいく性能
  • 鍋に全部ぶちこんでスイッチ押して放置したら勝手に出来上がった~!
  • 調理中にお風呂入ったり洗濯ができるから、めちゃくちゃ楽
  • レシピもネットで新しいのが出てきてるし、煮込み系の他レシピも大抵使える。
  • 二人分なら容量は十分だけど、作れる量がもっと多ければ最高
  • 予約機能があるから、仕事に行ってるあいだに調理ができる
  • レシピは野菜系の無水調理が豊富

などがありました。

象印の電気圧力鍋「煮込み自慢」は、特に「使いやすさ」と「機能性」の評価が高いです。

デザインと容量面では「見た目が炊飯器っぽくてごつい」「大量に作りたいときには物足りない」というマイナス意見もありましたが、味や料理のバリエーションについては高評価でした。

象印『煮込み自慢』の口コミを詳しくまとめた記事はこちら

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『煮込み自慢』の悪い口コミとデメリット

煮込み自慢のデメリットは「容量」「デザイン」「調理時間」「音」の4つ。

それぞれ詳しく紹介します。

①3人以上の家庭だと、容量が足りないかも

  • 分量を超えるとレシピどおりに加熱しにくい
  • ポトフとか大量につくるにはちょっと小さい

というマイナスな口コミもチラホラ。

『煮込み自慢』の容量は1.5Lなので、2人家族までならちょうど良いサイズですが、3人以上の家庭だとメインのおかずを人数分作るには物足りないサイズだと思います。

もし大きめの電気圧力鍋が欲しいなら、「インスタントポットNova Plus 60(5.7L)」や「コイズミ マイコン電気圧力鍋 KSC-4501(3.0L)」 がおすすめです。

②おしゃれとは言い難いデザイン

象印『煮込み自慢』はデザインが1種類しかありません。

ボルドーで昔ながらの炊飯器っぽいデザインなので、オシャレ家電が好きな方には向いていないかもしれません。

③調理に時間がかかる

圧力鍋全般に言えることですが、時短できるのは調理時間よりも作業時間です。
「圧力調理で5分!」と書いてあっても、圧力がかかるまでに10~20分くらいかかります。

また、象印『煮込み自慢』は、他社の電気圧力鍋に比べると圧力が弱いみたいです。

これは、『煮込み自慢』が弱めの圧力で加圧と減圧を繰り返すことによって対流を起こし、食材全体に味を行き渡らせることを優先させているからです。
※何時間も煮込むような“じっくりコトコト”系の料理は、圧力機能によって1時間程度に時短できます

④音がうるさい

『煮込み自慢』に限らず、ほとんどの圧力鍋は総じて音がうるさいです。慣れるまではびっくりするかもしれません。

静かな自動調理家電が欲しいなら、インスタントポットホットクックがおすすめです。

ホットクックとの比較

自動調理器として有名なのがSHARPの『ホットクック』。

「ハイスペックな自動調理器が欲しい!」「予約調理をたくさんしたい!」と思っている方は、象印とホットクックで迷う方が多いようです。


そこで、「ホットクック」と「煮込み自慢」を比較してみました。

比較表がこちら。

比較ポイント 煮込み自慢 ホットクック 
商品カテゴリ電気圧力鍋自動調理鍋
圧力調理×
かき混ぜ機能
食材が傷まない工夫
容量1.5L1.0L/1.6L/2.4L
熱源1200W(IH)800W(ヒーター)
静かさ
得意料理煮込みや煮物などスープ・シチューなど

『煮込み自慢』との一番の違いは圧力調理の有無です。『煮込み自慢』は圧力調理が可能ですが、『ホットクック』は圧力調理ができません。

また、ホットクックにはかき混ぜ機能がついており、炒める・混ぜる作業も自動で行ってくれるので、調理にかかる手間がガクっと減ります。

煮込み自慢には、かき混ぜ機能の代わりに「可変圧力」があります。圧力を定期的に変えて水分の対流を起こしてくれるので、味を全体的に染み込ませることができます。

他の電気圧力鍋との比較

他の電気圧力鍋と比べると、象印の『煮込み自慢』は一番ハイスペックな製品だと思います。

「無水調理」「低温調理」ができる電気圧力鍋は他社製品でもいくつかありますが、加えて「圧力の調整」「予約調理が10メニュー以上」できるのは象印『煮込み自慢』だけ。

逆に、「予約調理はしない、最低限圧力機能を備えている電気圧力鍋が欲しい」という方は、もっと安くてコスパの良い製品(コイズミなど)があります。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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象印の電気圧力鍋『煮込み自慢』のコストは高い?安い?

電気圧力鍋を購入するにあたって気になるのがコスト

本記事では本体価格だけでなく、月々の電気代についても調べてみました。

本体価格、最安値は27,000円程度

象印の電気圧力鍋『煮込み自慢』の最安値は大体27,000円程度です。

家電量販店やamazon、楽天などのECサイトで購入できますが、家電量販店では3万円を超えることが多いです。
安く買いたいのであれば、値段を比べ安いECサイトで買うのがおすすめです。

ひよこ

27,000円を切っていたら、買うべきだと思います!

電気代は高い?

「煮込み自慢」の消費電力は1,200Wです。IHタイプなので、消費電力はやや高め

全国家庭電気製品公正取引協議会で定めている1kWhあたりの電気代を27円として計算すると、、、

1時間あたり約32円毎日1時間使うと、1か月(30日)で約960円かかります。
保温中は40wなので、1時間あたり1円ぐらいです。

ちなみにカレーを作る1つの工程で約7.5円とのことです。1ヶ月間カレーなどの煮込み料理を作り続けると約225円。カレー1箱分の値段ぐらいですね。

ひよこ

フライパンを使用してもガス代がかかるので、コストはそこまで高くない印象です。

象印の電気圧力鍋『煮込み自慢』はどんな人におすすめ?

象印の電気圧力鍋『煮込み自慢』は

  • 一人暮らしか二人暮らしの家庭
  • 「圧力調整」「低温・発酵調理」「無水調理」すべてを使いたい
  • 予約調理をたくさんしたい
  • 長時間の外出中に予約調理をしたい
  • ホットクックよりも安い自動調理器を探している

という方におすすめです。

電気圧力鍋の中でも機能数の多さはTOPクラス「圧力調理」「低温・発酵調理」「無水調理」に加えて、50種類のメニューが予約可能です。(さらに食中毒対策も優れている)。

長時間外出する会社員の方はとても重宝すると思います。

ひよこ

デザインと容量の少なさがやや難ですが、それさえ気にならなければ高スペックで最高の製品です!

象印の電気圧力鍋『煮込み自慢』まとめ

象印の「煮込み自慢」は最安値は27,000円程度と、電気圧力鍋の中では少し高めの価格帯です。

しかし「無水調理」「低温調理」「圧力調整」すべてができるハイスペックな製品ですので、コスパが良い製品だと思います。

口コミは「デザイン」「容量」の面ではマイナス意見もありましたが、「機能」「味」「使いやすさ」の部分では高評価でした。

デザインにこだわらず、機能性とコンパクトさを重視している方であれば大満足できる製品だと思います!

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