共働き家庭や小さなお子さんがいる家庭におすすめなのが、電気圧力鍋。
電気圧力鍋を使えば、調理にかかる時間も手間も減らせるのに、プロが作った「お店の味」を自宅で簡単に再現できます。
食材を入れてボタンを押すだけで料理が完成。火を使わないので、調理中も子供の相手や家事など、他のことに集中できます。
さらに予約調理機能を使えばお出かけ中に一品出来ているので、「仕事から帰ってきた後にすぐ美味しいご飯を食べたい!」なんて方にもおすすめです。
2019年10月に発売されたコイズミの電気圧力鍋「KSC-4501」は、電気圧力鍋の中ではエントリーモデル的な立ち位置です。
機能数は最低限ですが、その分値段も安く、1万円前後で購入できます。
サイズは容量の割にコンパクトで、2人〜3人暮らしだとちょうど良いサイズ。
電気圧力鍋初心者におすすめの製品です。
というわけで、この記事ではコイズミの電気圧力鍋について書いています。
電気圧力鍋の中では最も安い価格帯ですが、圧力鍋初心者であれば十分な製品です!!
コイズミの電気圧力鍋の基本情報
コイズミの電気圧力鍋は機能数も少なく、電気圧力鍋の中ではエントリーモデル的な立ち位置です。
「機能数が少ない」と言っても、「圧力調理(5段階)」「煮込み調理(3段階)」「炊飯」「予約調理」ができます。
2019年10月に発売された「KSC-4501」の他に、2017年12月に発売された「KSC-3501」もあります。
大きな違いは本体カラーと機能内容。機能は新モデルの「KSC-4501」の方が優れている印象です。
比較ポイント | KSC-3501(旧) | KSC-4501(新) |
---|---|---|
調理容量 | 約1.6L | 約2.0L |
満水容量 | 約2.5L | 約3.0L |
色 | ブラック×レッド | ホワイト |
出来ること | 圧力調理 炊飯 煮込み |
圧力調理 炊飯 煮込み |
保温 ボタン |
× | 〇 |
自動調理 メニュー |
角煮 肉じゃが 煮豆 炊飯 玄米 |
角煮 肉じゃが おでん 炊飯 玄米 カレー |
発売日 | 2017年 12月 |
2019年 10月 |
消費電力 | 600W | 700W |
重量 | 約3.8kg | 約3.9kg |
サイズ 幅×奥行×高さ |
260mm× 280mm× 250mm |
275mm× 310mm× 275mm |
予約機能 | 最大 19.5時間 |
最大 19.5時間 |
調理後保温タイマー | 最大 12時間 |
最大 12時間 |
付属の レシピ数 |
51 | 55 |
付属品 | 電源コード 計量カップ おたま しゃもじ レシピブック 取扱説明書 保証書 |
電源コード 計量カップ おたま しゃもじ レシピブック 取扱説明書 保証書 |
Amazonでの値段 (2020/03/20) |
10,173円 | 11,500円 |
旧モデル「KSC-3501」には「保温」ボタンがありません。
どのメニューも調理後には自動で保温(最大12時間)に切り替わりますが、それ以上保温したい場合は「保温」ボタンのある「KSC-4501」の購入をお勧めします。
電気圧力鍋の中では自動調理メニューが少なめですが、「角煮」「肉じゃが」「炊飯」などの主要メニューは自動調理可能です。自動メニューの他に、手動で「圧力調理(5段階)」「煮込み調理」などもあります。
今から買うなら、値段も1,000円程度しか変わらないので、最新版の「KSC-4501」がおすすめです!
デザインと外観
コイズミの電気圧力鍋は2種類あり、本体カラーが異なります。
KSC-3501:ブラック×レッド(2.5L)
KSC-4501:ホワイト(3.0L)
ボタン数が少なく、直感的に操作しやすいデザインです。
内釜は炊飯器の内釜にそっくり!
サイズ / 容量 / 重量など
満水容量は「KSC-3501(ブラック)」が2.5Lで「KSC-4501(ホワイト)」が3.0Lです。
比較ポイント | KSC-3501(旧) | KSC-4501(新) |
---|---|---|
色 | ブラック×レッド | ホワイト |
調理容量 | 約1.6L | 約2.0L |
満水容量 | 約2.5L | 約3.0L |
サイズ (幅×奥行 ×高さ) |
260× 280× 250mm |
275× 310× 275mm |
重量 | 約3.8kg | 約3.9kg |
調理容量と満水容量は違います。実際に食材を入れられる容量が「調理容量」です。
電気圧力鍋は満水容量が3.0Lの製品が多いので、「KSC-4501」は平均的な容量。
容量の割に本体サイズはコンパクトです。
ちなみに電気圧力鍋の満水容量は、「家族の人数+1L」が目安と言われています。
そのため、3.0Lだと2人暮らしでちょうど良く、3人でギリギリかなあと思います。
コイズミの電気圧力鍋の性能レビュー
コイズミの電気圧力鍋は、以下の調理法が可能です。
- 圧力調理
- 煮込み調理
- 炊飯
- 予約調理
各機能の性能を検証していきましょう。
①圧力調理(5段階)
コイズミの電気圧力鍋の最大の特徴は、圧力が5段階で調整できることです。
他社製品では圧力を2,3段階で選べる電気圧力鍋もありますが、5段階から調整できるのはコイズミの電気圧力鍋だけだと思います。
【手動メニュー】
圧力を5段階から選ぶことができます。
※圧力レベルは1(弱)~5(強)の5段階
圧力レベルは、材料のかたさや料理の仕上がりで選ぶ。
野菜を早くやわらかくしたり魚の骨までやわらかくするときは圧力レベルを強く、歯ごたえを残したり煮崩れを少なくす るときは圧力レベルを弱く設定します。
【自動メニュー】
圧力レベルが決まっているので、自分で圧力を選ぶことはできません。
「KSC-4501」の自動メニュー
メニュー | 圧力レベル | 加圧時間 |
角煮 | 2 | 25分 |
肉じゃが | 1 | 10 |
おでん | 5 | 25 |
炊飯 | – | – |
玄米 | – | – |
カレー | 1 | 5 |
「KSC-3501」の自動メニュー
メニュー | 圧力レベル | 加圧時間 |
角煮 | 2 | 25分 |
肉じゃが | 2 | 28 |
煮豆 | 5 | 25 |
また、コイズミの電気圧力鍋の圧力機能はマイコン式です。
マイコン式とは、調理容器を下からヒーターで加熱する方式です。
消費電力が少なく、価格帯も低いのが魅力。600~800Wの製品が多いです。
比較ポイント | KSC-3501 (旧モデル) | KSC-4501 (新モデル) |
圧力調整 | 5段階 | 5段階 |
最大圧力 | 70kPa | 70kPa |
圧力形式 | マイコン式 | マイコン式 |
圧力調理に関しては、2製品ともスペックは同じです。
最大圧力は70kPa。電気圧力鍋の中では主流の圧力レベルで、強すぎず弱すぎず、最も使い勝手の良い圧力レベルだと思います。
②煮込み調理(3段階)
コイズミの電気圧力鍋では、圧力を使わない「煮込み調理」も可能です。
加圧レベルは「弱」「中」「強」の3段階から、加圧時間は30分単位で30分~19時間30分の範囲で選ぶことができます。
調理終了後は自動で保温に切り替わる(最大12時間)のも特徴です。
煮込みモードは、調理済みの料理を再加熱したいときや、カレーや肉じゃがなどをさらに煮詰めたい時などに便利です。
③炊飯(白米・玄米)
コイズミの電気圧力鍋は2種類とも自動メニューの中に「炊飯」「玄米」モードがあります。
この2つのモードを使えば、ただお米を炊くだけでなくパエリアや赤飯、デザートなども作れます。
「玄米」「炊飯」モードで作れるメニュー例
赤飯、中華チマキ風おこわ、炊き込みご飯、玄米サラダ、あさりのピラフ、パエリア、豆乳チョコレートケーキ、ヨーグルトチーズケーキ
「炊飯」に関して、取扱説明書には
- 炊飯前にお米を浸す必要はありません。
- 炊飯器で炊く場合より、やわらかく、粘りが強く仕上がります。
と書いてありました。
amazonのカスタマーレビューでも「もち米に近い食感」とあったので、もちもちした食感に仕上がりそうです。
④予約調理
コイズミの電気圧力鍋では、煮込み調理以外のメニューが予約可能です。
予約できるメニュー一覧
メニュー | KSC-3501 (旧モデル) | KSC-4501 (新モデル) |
自動調理メニュー | 角煮・肉じゃが・煮豆 ・炊飯・玄米 | 角煮・肉じゃが・おでん・ 炊飯・玄米・カレー |
手動メニュー | 圧力調理 | 圧力調理 |
開始時間は30分単位で30分~19時間30分の範囲で選べます。
また、調理終了後は自動で保温に切り替わります(最大12時間)。
他社の電気圧力鍋と比べると予約可能なメニュー数は少なめ。
一方、予約可能時間は「設定可能時間は12時間後まで」という製品が多いので、19時間30分後まで設定できるのは長い方だと思います。
コイズミの電気圧力鍋 使い勝手レビュー
使い方(操作方法)はとても簡単
コイズミの電気圧力鍋の使い方はとても簡単。食材を入れてボタンを押すだけです。
レシピブックもついてくるので、自分でレシピを調べる必要もありません。
- 食材を入れる
- ボタンを押す(KSC-4501はボタン+ダイヤル操作)
- 完成
KSC-4501の概要動画
KSC-3501の概要動画
分解できるので、細かいところまでお手入れ可能
コイズミの電気圧力鍋は、下記のパーツがお手入れ可能です。
- 圧力ピン・圧力ピンキャップ
- ふた・内なべ
- おもり・ノズル
- ノズルキャップ
- パッキン
- 本体表面
- ヒータープレート・センサー
- 蒸気水受け
ふたやゴムパッキンは水洗いできるので、清潔に保つことができます。
食器洗浄機や食器乾燥機は使用できませんが、パーツ数が多いわけでもないので、手入れはしやすい方だと思います。
コイズミの電気圧力鍋の評価と口コミ
コイズミの電気圧力鍋はAmazonやYahoo!ショッピングでも高評価。
旧モデルの「KSC-3501」は、amazonで★4.3の評価。87%の人が★4か★5で評価しています。
新モデルの「KSC-4501」はamazonでの評価は★4.8。2019年10月に発売されたばかりなのでレビュー数は少ないですが、全員が★4か★5で評価しています。
価格.comでの「KSC-3501」評価は★5満点中、★4.47。
「KSC-4501」はまだレビューがありませんでした。
項目別の評価を見てみると、「機能性」の評価が一番高く★4.14でした。
SNSなどでの主要な口コミは
- 軽くてコンパクト。シンプルなデザインで飽きは来なそう。
- 価格もお手頃、使い勝手も良く、大変、重宝している
- 煮込み料理が驚くほど簡単にできる。角煮・煮豚は初めてでも美味しかった。
- 材料入れてタイマーセット。買い物して帰ってきたら料理が完成してる。最高。
- 音が静か。調理中の匂いも少ないので快適。
- 67才の私にも簡単にご飯が炊けました。
- レシピ本もわりとメニュー豊富で見やすい
- 3~4人家族で食べきりのおかずをつくるのにはちょうどいい(KSC-4501:3.0L)
などがありました。
低評価のレビュー内容には「圧力が下がるのに時間がかかる」といった意見もありましたが、手動で圧力を下げれば2分程度で終わるので、わたしはあまり気になりませんでした。
コイズミの電気圧力鍋についての詳しい口コミはこちら
コイズミの電気圧力鍋の価格レビュー
項目 | KSC-3501 | KSC-4501 |
定価 | オープン価格 | オープン価格 |
家電量販店 (ヨドバシ) (2020/03) | 12,220円 | 16,280円 |
価格.comでの 最安値 (2020/03) | 9,880円 | 11,576円 |
価格.comでの 売れ筋ランキング (電気圧力鍋) | 7位 | 11位 |
定価はオープン価格ですが、家電量販店などでは「KSC-3501」が12,000円、「KSC-4501」が16,000円程度で売られていることが多いです。
家電量販店よりもamazonや楽天などのECサイトで買う方が安い場合が多いです。
電気圧力鍋は3万円を超える商品も多いので、1万円程度で買えるのは格安。
機能数は少なめですが、「圧力機能(5段階)」「煮込み調理」「炊飯」「予約調理」が可能なので、最低限必要な調理メニューは揃っています。
そのため「圧力鍋初心者」「機械の操作が苦手な方」「高齢者」におすすめの製品です。
今から買うなら最新モデルの「KSC-4501」がおすすめ!
コイズミの電気圧力鍋のレビューまとめ
この記事は、コイズミの電気圧力鍋について書きました。
コイズミの電気圧力鍋は、「圧力調理(5段階)」「煮込み調理(3段階)」「炊飯(白米・玄米)」「予約調理」が可能で、電気圧力鍋の中ではエントリーモデル的な立ち位置です。
電気圧力鍋は3万円を超える製品も多い中で、1万円程度で買えるコイズミの電気圧力鍋は格安。電気圧力鍋に必要な最低限の機能は揃っていているので、とてもコスパが良い製品と思います。
さらに、コイズミの電気圧力鍋は圧力を5段階から設定できます。
他社製品では圧力を2,3段階で選べる電気圧力鍋もありますが、5段階から調整できるのはコイズミの電気圧力鍋だけだと思います。
サイズは容量の割にコンパクトで、2人〜3人暮らしだとちょうど良いサイズです。
- 圧力鍋初心者
- 機械音痴や高齢の方
- 1~4人までの家庭
- 機能は最低限でいいので、低価格な電気圧力鍋が欲しい
- 圧力機能重視!食材ごとに圧力の強さを使い分けたい
一言で表すと、“最低限の機能が揃ったコスパの良いエントリーモデル”。
「初めて電気圧力鍋を使う!」「低温調理や無水調理はいらない」という方には、値段も安いのでおすすめです。
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