共働き家庭や料理に時間をかけられない人におすすめなのが、自動調理鍋。
切った材料と調味料を入れてボタンを押すだけ。放っておくだけで手間をかけたような美味しい料理が出来上がります。
さらに機種によっては無水調理ができるので、食材本来の旨味と栄養素を逃がさず、美味しいのに調味料が少なく済んで健康管理にもおすすめです。
2015年にシャープから発売されたホットクックは、「炒め物」「煮物」「蒸し物」「パン・お菓子」「発酵」など多彩な機能で、1度使ったら手放せないと人気の自動調理鍋です。
この商品は、自動調理なのに「火加減の調整」や「かき混ぜ」まで自動でコントロールしてくれる忙しい人向けの調理家電です。
というわけで、この記事ではシャープのヘルシオホットクックについて書いています。
2019年に初めて1.0Lという小容量モデルのホットクックが発売されました。
今までの最小容量は1.6Lで2~4人用だったのですが、1.0Lは1~2人用なので1人暮らしの方も使いやすくなりました!
ホットクックの基本情報
ホットクックはシャープが販売している「無水自動調理鍋」です。
「調理を放っておく→ほっとくクッキング」が由来だそうで、その名の通り食材を入れて”放っておくだけ”で美味しい料理ができます。
累計販売台数は20万台を超える超人気商品です。
ラインナップと価格
ホットクックは機能別で8種類あります。
発売年 | 2.4Lタイプ | 1.6Lタイプ | 1.0Lタイプ |
---|---|---|---|
2019年 | KN-HW24E (約65,000円) |
KN-HW16E (約52,000円) KN-HT16E (約47,000円) |
KN-HW10E (約37,000円) |
2018年 | — | KN-HT99B (約40,000円) |
— |
2017年 | KN-HW24C (約53,000円) |
KN-HW16D (約57,000円) |
— |
2016年 | KN-HT24B (約49,500円) |
— | — |
※2020年4月時点の税込価格です
※詳しくは公式サイトのラインナップをご覧ください。
人気は各サイズの最新モデル(2019年版)です。
- 【2.4L】KN-HW24E (約65,000円)
- 【1.6L】KN-HW16E (約52,000円)
- 【1.0L】KN-HW10E (約37,000円)
上記3モデルに【2.4L】KN-HW24C、【1.6L】KN-HW16Dを加えた5モデルが「高機能モデル」になります。
自動調理鍋として最低限の機能がある「エントリーモデル」は以下3モデルです。
- 【2.4L】KN-HT24B (約49,500円)
- 【1.6L】KN-HT16E (約47,000円)
- 【1.6L】KN-HT99B (約40,000円)
機種によって容量や機能が異なりますが、現在発売されている8種類は「水なし調理」「最大15時間の調理予約」「自動夏かき混ぜ調理」「蒸し料理」「炒め物調理」「低音調理」などが可能です。
※2020年現在、コロナウイルスによる外出自粛でホットクックの需要が増えているようです。その影響で、品薄&価格が上昇気味です。
デザインと外観
2.4Lと1.6Lのホットクックは容量や搭載されている機能は少し異なりますが、デザインは液晶画面以外ほぼ変わりません。
2019年度発売モデルの液晶画面は3インチと2019年以前の発売モデルの2.2インチに比べて大きくなって、見やすい上に操作しやすくなっています。
新しく発売された1.0Lのみ他サイズに比べてコンパクトなデザインで、スタイリッシュな黒色の展開があります。
項目 | KN-HW24E | KN-HW16E | KN-HW10E |
---|---|---|---|
カラー展開 | 赤・白 | 赤・白 | 黒・白 |
サイズ / 容量 / 重量など
ホットクックは元々1.6L・2.4Lの2サイズでしたが、新たに1.0Lが発売されたので現在展開されているのは3サイズとなります。
2019年発売のモデルを表にまとめてみました。
型番 | KN-HW24E | KN-HW16E | KN-HW10E |
---|---|---|---|
容量タイプ | 2.4Lタイプ | 1.6Lタイプ | 1.0Lタイプ |
おすすめの 人数※1 |
2~6人用 | 2~4人用 | 1~2人用 |
サイズ(cm) (幅×奥行×高さ) |
39.5×30.5 ×24.9 |
36.4×28.3 ×23.2 |
22.0×30.5 ×24.0 |
重さ | 6.5kg | 5.5kg | 3.7kg |
※1 無水カレーを自動調理できる目安量。
公式サイトでは、それぞれの容量におすすめ人数が記載されていますが判断基準が「無水カレーを自動調理できる目安量」です。
1.6Lで2~4人用と記載がありましたが、実質2~ギリギリ3人くらいまでかな…育ち盛りのお子様がいる場合は2.4Lの方がいいかもしれません…
ホットクックの性能レビュー
現在発売されている8モデルは共通して「無水調理」「最大15時間の調理予約」「自動かき混ぜ調理」「蒸し料理」「炒め物調理」「低音調理」などが可能です。
型番 | KN-HW24E(2.4L) | KN-HW16E(1.6L) | KN-HW10E(1.0L) |
---|---|---|---|
自動モード |
|
|
|
自動かき混ぜ | ○ | ○ | ○ |
煮詰め機能 | ○ | ○ | ○ |
好みの 設定加熱 |
○ | ○ | × |
搭載されている 調理メニュー数 |
155 (自動130 /手動25) |
138 (自動121 / 手動17) |
80 (自動63 / 手動17) |
この中から、以下の点をレビューしていきたいと思います。
- 無水調理
- 自動かき混ぜ機能
- 煮詰め機能
- 火力・まぜ方・加熱時間の手動設定
- レシピ追加(スマホ連動)
各機能の性能を検証していきましょう。
①無水調理(全モデル)
ホットクックは火を使わずに無水調理ができる唯一の自動調理鍋です。
無水調理とは、その名の通り水なしで調理すること。
野菜等の素材のもつ水分だけで調理ができるので、
- 糖度
- ビタミンC
- 葉酸
など素材が持つ栄養素を逃がさず健康的で、野菜のうまみも凝縮されるので美味しくなります。
項目 | 通常の鍋で 茹でた場合 |
ホットクック |
---|---|---|
にんじん の糖度 |
6.93度 | 9.69度 |
大根のビタミンC の残存率 |
48.1% | 78.7% |
ほうれん草の葉酸 の残存率 |
54.2% | 91.8% |
ホットクックは内ぶたに施された旨みドリップ加工で食材の水分を活用・循環させて美味しさを凝縮するので、使用する調味料が通常よりも少なくなってヘルシーに仕上がります。
②自動かき混ぜ機能(全モデル)
ホットクックは「まぜ技ユニット」というパーツが、加熱の進行に合わせて自動で「炒める」や「混ぜる」といった作業をしてくれます。
センサーで温度と蒸気を検知して適切にかき混ぜてくれるので、料理の仕上がりにムラがでません。
例えばカレーの場合、通常の自動調理鍋ではルーを最後に自分で溶く必要がありますが、ホットクックでは最後まで放っておけばOKです。
「炒める・混ぜる」を自動でしてくれるのは他社の自動調理家電と比べてもホットクックくらいしかありません。
③煮詰め機能(2019年モデル)
2019年発売モデルから新しく追加された「煮詰め」機能はフタを開けて加熱できます。
2019年発売モデルから新しく追加された「煮詰め」機能はフタを開けて加熱できます。
しっかりと煮詰めて照りを出したり、中の様子を確認しながらかき混ぜたり、途中で調味料を追加することが可能です。
④火力・まぜ方・加熱時間の手動設定(2019年モデル)
こちらも2019年モデルから追加された機能で、火力・まぜ方・加熱時間を自分の好みで設定することができます。
煮詰めたりなかったり水分を飛ばしたい時など料理の仕上がりに少し手を加えたい時にとても便利な機能です。
⑤レシピ追加・スマホ連動シャープ家電のCOCORO KICHENとAI(人工知能)
ホットクックの高機能モデルでは、シャープが提供している「COCORO KITCHEN」というサービスと連携してレシピの追加とスマホで遠隔操作が可能です。
レシピはスマホアプリから検索したり、無線LANを利用してホットクック本体へ追加することができます。
また、スマホから予約時間の変更ができるので、残業などで帰宅時間が遅くなりがちな人に人気があります。
他にも、
- 材料や作り方を音声で教えてくれる
- AIを使って、ライフスタイルや嗜好に合ったメニューの提案してくれる
など、ごはんの準備から仕上がりまでしっかりとサポートしてくれます。
対応モデルはこの5つです。
2.4Lタイプ | 1.6Lタイプ | 1.0タイプ |
KN-HW24E KN-HW24C | KN-HW16E KN-HW16D | KN-HW10E |
ホットクックの使い勝手レビュー
使い方(操作方法)は簡単
ホットクックの操作はとても簡単。
材料を入れてボタンを押すだけです。
ホットクックの概要動画
液晶画面は、旧モデルと最新モデルで異なりますがどちらも「料理のメニュー名」から選ぶといった操作方法がメインなのでとてもシンプルです。
自動調理だけでなく手動で「蒸す」「麺をゆでる」「ケーキを焼く」などの設定もできます。
2019年発売のKN-HW16Eは液晶画面で操作、「聞いて」ボタンは音声案内機能
KN-HT16Eなど2018年以前のモデルは液晶画面が小さく、ボタン操作
お手入れモード搭載!こびりついた汚れも簡単にとれる
ホットクックはお手入れもとても簡単で、
- KN-HW24E
- KN-HW24C
- KN-HW16E
- KN-HW16D
の4種類にはお手入れモードが搭載されており、内蓋にこびりついた汚れを取りやすくしてくれます。
操作方法はシンプルで、重曹と水を入れてスタートするだけ。においが気になる場合は、重曹とレモンを使うと効果的です。
まぜ技ユニットやつゆ受けなど各パーツは簡単に取り外しができて、食洗機も使えます。(内鍋のみ食洗機で洗えません)
公式サイトでは部品ごとのお手入れ方法や内蓋や蒸し板などの販売もしています。
予約調理は食中毒対策が優れている
ホットクックの予約調理機能は予約直後に火を通して食材の腐敗を予防します。
一旦加熱してから腐敗しやすい温度をさけるように保温するので、肉や魚といった食材も安心してセットできます。
ホットクックの予約調理の流れ
①予約調理後すぐに火を通して食材の腐敗を予防。
②その後は腐敗しない温度帯(70℃)をキープして、
③予約時間の直前に最後の仕上げ加熱をする
ホットクックなら、
仕事が忙しくて、今日は何時に帰宅できるか分からない…。とりあえず20時に出来上がるように予約して、あとは保温しておこう。
といった風に、自分の生活に合った使い方ができます。
ホットクックの評価と口コミ
ホットクックシリーズの中でも人気の高い2019年度モデルですが、KN-HW16Eはamazonのレビュー★4.5とかなりの高評価です。
KN-HW24Eは楽天で★4.6と評価しています。
実際の口コミには
- 基本ほったらかし(作る料理によっては途中作業することもあります)なので時間に余裕ができて凄くありがたい。(amazon/★5)
- 本当に操作も簡単で、どの料理もおいしく仕上がり大大大満足です。(amazon/★5)
- 操作は簡単だし、火加減の調整やかき混ぜもホットクックに任せられるので本当に楽。(amazon/★4)
- とてもいいです。火加減等気にし無い、混ぜてくれる。(楽天/★5)
- 今年一番の買い物でした 噂以上に満足の製品です!(楽天/★5)
- ホットクックのおかげで、料理が楽しい!という感覚が復活(instagram)
- 簡単におかずができて最高(instagram)
- 簡単・美味しい・栄養満点!(amazon/★5)
などがありました。
低評価レビューには、「サイズが大きい」「WI-FI接続が手間」「容量が小さい」などがありました。
ホットクックの1.6Lと2.4Lは取っ手の部分も合わせると本体サイズが大きめ。キッチンに置けるかどうか確認した上で購入した方が良いと思います。
ホットクックの価格と購入のアドバイス
ホットクックは定価がなく(オープン価格)、通販によって価格にやや幅があります。以下は主要なECサイトでの販売価格です。(2020年4月現在)
また、モデルよってはカラーの違いで2000円ほど違う場合もあるので、それぞれのサイトで見比べてみてください。
2.4Lタイプの価格(税込)
製品名 | KN-HW24E (2019) 高機能モデル | KN-HW24C (2017) 高機能モデル | KN-HT24B (2016) エントリーモデル |
楽天 | 65,800円 | 57,900円 | 48,389円 |
Amazon | 64,036円 | 49,800円 | 49,800円 |
Yahoo ショッピング | 69,800円 | 51,980円 | 50,520円 |
一番古いモデルは2017年モデルと比べて値段が変わらないのでこれから購入するなら、「煮詰め機能」の有無で決めたらいいと思います。
1.6Lタイプの価格(税込)
製品名 | KN-HW16E (2019) 高機能モデル | KN-HW16D (2017) 高機能モデル | KN-HT16E (2019) エントリーモデル | KN-HT99B (2018) エントリーモデル |
楽天 | 54,600円 | 47,736円 | 45,750円 | 41,800円 |
Amazon | 50,727円 | 59,800円 | 45,700円 | 38,000円 |
Yahoo ショッピング | 51,480円 | 62,985円 | 45,750円 | 40,310円 |
型落ちでも1.6L以上の容量だと大体4万円以上なので、2019年モデルと1万円ほどとそこまで大きな差はありません。
1万円の差であれば「煮詰め・好み加熱設定」機能が追加された最新モデルの購入を検討しても良いかと思います。
1.0Lタイプの価格(税込)
KN-HW10Eは最小容量ですが、「無線LAN」「煮詰め機能」などが搭載された最新モデルなのに比較的手の届きやすい値段です。
機能面以外にもコンパクトさやスタイリッシュな黒と白の2色展開などデザインでも人気があります。
容量も1人暮らしや夫婦で使うならこの1.0Lサイズで十分かと思います。
カードと特典とポイントを活用する
ホットクックは4万~6万円となかなかいいお値段しますので、購入はクレジットカードがおすすめです。
amazonカードに入会すると特典として5,000円分のAmazonポイントが付与されます。また、amazonプライム会員なら購入額の2%とポイント還元率が高い(非会員でも1.5%)のでホットクックを5000~6000円ほど安く買えることになります。
楽天カードも新規入会で5,000円分のポイントがもらえ、それとは別に購入額の3%がポイントになります(楽天市場で買った場合)。
ホットクックのレビューまとめ
この記事は、シャープのヘルシオホットクックについて書きました。
ホットクックは「無水調理」「炒め物」「煮物」「蒸し物」「パン・お菓子」「発酵」などが可能な自動調理鍋です。
2019年に発売された最新モデルは「煮詰め」と「好み加熱設定」の2つの機能が追加されて、さらにバージョンアップしました。
自動調理鍋なのに蓋を開けたまま「煮詰め」ができたり、無線LAN経由で外出先から予約調理の仕上がり時間を変更できたりとハイスペック。
なのに操作は簡単で基本放っておくだけなので手放せなくなります。
- 忙しくて料理に時間を割けない
- 手間をかけた料理をしたい
- 洗い物を少なくしたい(1台で調理を完結させたい)
もしホットクックと他の電気圧力鍋で迷っているなら。こちらの記事も参考にしてみてください。
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